痛キックボード作った

スケートボード用の透明のデッキテープがあるらしく、それを使って痛キックボードを作ろうと思い立った。まずシールを作ってキックボードのデッキ部分に貼り、その上からデッキテープを貼る形だ。シールを貼る場合、デッキ全体に貼る「全面貼り」と一部分にだけ貼る「部分貼り」が考えられる。部分貼りのほうが簡単だが、今回は全面貼りに挑戦した。

準備

必要なものは次のとおり

  • 透明のデッキテープ
  • シール
  • キックボードを分解するための工具

スケートボードの透明のデッキテープは楽天市場で比較的安かった次の商品を購入(http://item.rakuten.co.jp/asobitai/10001694/)ただしこの商品はあまり透明ではなく、透けた時に黄色っぽくなってしまった。透明度の高いデッキテープを知ってる方は教えてください。

シールはインクジェットプリンタで印刷可能なシール用紙を使って作る。今回はデッキに全面張りするので、キックボードのサイズに合わせた場合、A4サイズ 2枚が必要。安かったのでamazonで下記の商品を購入した。

エレコム 手作りステッカー 強力粘着タイプ A4サイズ 3枚入り ホワイト EDT-STSW

エレコム 手作りステッカー 強力粘着タイプ A4サイズ 3枚入り ホワイト EDT-STSW

キックボードを分解したほうが作業をしやすいので分解するための工具も必要。キックボードの分解はなかなか骨の折れる作業なのでそこそこいい工具があったほうがいい。私のキックボード(JD Razor MS-286)を分解するには最低限スパナ、六角レンチ2本が必要。

デザインの作成

まずパソコンのグラフィックソフトでデザインを作成する。Windows標準のペイントソフトでもいいけど、レイヤー機能ついてないので大変。私は昔から愛用してるPixiaっていう無料ソフトを使った。

まず大きなデザインを作って、印刷する部分を決める。下記の画像の2つの黒枠で囲ってる部分が印刷する部分。あえて黒枠をかぶせ印刷後に重なっている部分をカットする。こんな面倒くさいことをしたのは、「用紙の縁際まで印刷するときにトラブルが起こりにくくするため」とどこかで読んだような気がするが、よく覚えてない…。多分黒枠部分を重ねなくても大丈夫だと思う。A4サイズで印刷しようと思った場合、画像の解像度は(1123*794)になるらしいので、黒枠の大きさもこれにあわせてある。
おおまかなキックボードの大きさも分かればそれも描いてやったほうが作業しやすい。

黒枠の部分をトリミングしたものがこんな感じに。

完成したら印刷する。

ちなみに私が購入したA4シール台紙にはUVカットフィルムなんてものが入っていた。貼るとシールを紫外線から守ってくれるため色褪せしにくくなる。これを使う場合は印刷後、シールをカットする前にシールの上から貼るといい。

キックボード本体の下準備

まずはキックボードをデッキ部分だけになるよう分解する。これがとても大変な作業だった。
リアタイヤ、ブレーキ、ハンドルバーとの接続部分の3箇所を外した。六角レンチの大きさが六角穴付きボルトに合ってるはずなのにうまくはまらず、無理やりハンマーで押し込んだ。ボルトを回すのも非常に硬かった。

デッキ部分だけに出来たら、次はデッキに最初から貼ってあるデッキテープを剥がす。端からはがしていくが、途中でデッキテープが破れるのでゆっくり。破れたらそのつど、マイナスドライバーのような平らなもので剥がす。デッキテープがすべて剥がれたら、デッキの上にベタベタした接着剤が残っているはず。水をかけてタワシでこすったがあまり効果なかった。その後、灯油をかけてみたら接着剤が上手く溶けてくれた。灯油をかけると接着剤がぶよぶよになったので、最後に台所用の中性洗剤で洗い落とした。スケートボードは木製だから荒いことができないけど、キックボードは金属製だから楽だね。

シールを貼っていく

シールを貼っていくのだが、シール台紙は高いので一度普通の紙に印刷して下記の手順で練習するといいと思う。まずは印刷した2枚のA4シールを絵柄を見てつなぎ合わせ、裏側でテープで止めておく。このとき絵柄が重なっている部分があると思うが、この部分を綺麗に切り落とし、再び裏側をテープで止める。

2枚をくっつけたら、このシールの上にデッキ部分を置いて、マジックで型を書く。次にマジックで引いた線にそってシールをカットしていく。このとき線よりも10mmほど内側をカットする。これは縁ギリギリまでシールを貼るとシールが剥がれやすくなるため。カッターよりもハサミで切るのがおすすめ。

切れたらシールをデッキに貼る。貼る前には大きさが合ってるかきちんと確認すること。貼り方については言及しない。私は気泡が入ったり、ずれたり、いろいろ失敗したので…。取り返しのつかない気泡は針で指して空気を抜くといいらしい。シールを貼った直後はこんな感じになった。気泡入ってるけど気にしない!


デッキテープ

シールと同様の手順でデッキテープをカットする。ただし下に貼ってあるシールを保護するため、シールの時よりも大きめにカットする。マジックで引いた線よりも5mmほど内側をカットすれば良いと思う。あとは貼る

キックボードを組み立て完成


反省点

書いた手順通りに作った訳じゃなくて、試行錯誤しながらだったので完成品は雑になった。写真を見ての通りデッキテープを貼ると黄色っぽい色になる。もしまたやる機会があれば、別のデッキテープを使う。

キックボードの正確な大きさをパソコンに取り込めればもっと作業しやすかっただろな。スキャナあればそういうことできるのかな?