Debian lennyの設定/DDNS/NTP/

DDNSの設定

DDNSクライアントの設定はetchの時と同じようにしました.これはcronを使って,定期的にwgetを実行し,DDNSサーバーに登録されてるIPアドレスを更新するものです.

問題点.

でもこの方法って,グローバルIPアドレスが変化して,それをDDNSサーバーに登録するまでの間は,名前解決できなくなっちゃいますね.一番良いのはグローバルIPが変化したタイミングで,DDNSサーバーに更新されたIPを登録しにいくことなんだけど,それはルーターDDNSクライアント機能を使わないと難しい気がします.

ルーターならグローバルIPが分かるので,グローバルIPが変化したタイミングでDDNSサーバーにアクセスすることが出来るはずです.でも残念ながら,私の持ってるルーターDDNSクライアント機能だと,私の利用してるDDNSサーバーを利用できませんでした.LAN内のマシン(玄箱)は,グローバルIPを知らないわけで,定期的にサーバーに問い合わせを行うしかありません.多分問い合わせの間隔を狭めるしか解決策がありませんね.やりすぎるとサーバーに負荷がかかるので,よろしくないのですが….

あまりスマートではありませんが,玄箱にプロキシサーバーを立てて,DDNSサーバーのように振舞えば良いのかもしれません.要するにルーターDDNSクライアントの機能とサーバー側の機能がマッチしないので,ワンクッション置きます.(下記の順番でアクセスする)

  1. ルータのDDNSクライアント
  2. 玄箱の擬似DDNSサーバー(プロキシサーバー)
  3. 本物のDDNSサーバー

NTPの設定

時刻を自動的に調整するようNTPクライアントを導入しました.利用したソフトはntpdate.まずは導入します.

apt-get install ntpdate

正常に時刻を取得できるのかテストします.

ntpdate-debian

NTPサーバをデフォルトで使用されているものから変更します.
/etc/default/ntpdateというファイルを以下のように編集しました.
ちなみに今回利用したNTPサーバは福岡大学のものです.

# The settings in this file are used by the program ntpdate-debian, but not
# by the upstream program ntpdate.

# Set to "yes" to take the server list from /etc/ntp.conf, from package ntp,
# so you only have to keep it in one place.
NTPDATE_USE_NTP_CONF=no

# List of NTP servers to use  (Separate multiple servers with spaces.)
# Not used if NTPDATE_USE_NTP_CONF is yes.
NTPSERVERS="clock.nc.fukuoka-u.ac.jp"

# Additional options to pass to ntpdate
NTPOPTIONS=""
~

あとは,cronを使って一日一回ntpdate-debianを実行するようにスケジューリング設定しました.cron便利すぎます!