パソコンを自作するよ5

パソコンを自作するよ4の続き

組み立て開始

昨日注文したCPUスタビライザーが届きました.さっそく取り付けにかかります.昨日はマザーボードをケースに固定してしまったのですが,今日はマザーボードを机において作業をすすめました.

まずCPUクーラーを取り付けます.今回利用する鎌アングルは数通りの付け方ができます.今回L字型でとりつけることにしました.ここで,本日届いたCPUスタビライザーを設置します.バックプレートはA7DA-Sのものを使いまわしても大丈夫そうでした.そしてグリスを塗る前に,一度クーラーをはめてみます.すると…またしてもマザーボードのノースブリッジに干渉しそうになってます.CPUスタビライザーを導入する前よりは,だいぶましになったのですが,それでもギリギリです.少し高さが変わるようにワッシャーを挟んだりもしてみたのですが,なかなか上手くいきません.クーラーがグラグラになって危なかったので,結局そのまま使うことにしました.

クーラーの位置が決まったところで,CPUにシリコングリスを塗ってクーラーを固定します.グリスを塗るにあたって,ヘラがあると良いと思います.私はいらないポイントカードを利用しました.昨日は適当にやったため,グリスまみれになりましたが今日は準備万端です.最初はCPUの真ん中にグリスを盛って,クーラーで山を潰します.あとはグリスを薄く塗りました.そしてクーラーを取り付けます.

次にメモリをつけなければいけなかったのですが,メモリのソケットを見てみると,CPUクーラーの下側に隠れてて取り付けできません.しょうがないので一旦クーラーを外して取り付けました.5年ほど前,友達のパソコンのメモリを増設する際にとても苦労したのですが,とても簡単な作業でした.

そしてマザーボードをケースに取り付ける作業に入ります.CPUクーラーがでかいため,ネジがとめにくかったです.SOLOのケースの場合,反対側のサイドパネルも外せたので裏側から手を伸ばして,どうにかなりました.

線をつなぐ

マザーボードにさまざまな線をつないでいきます.

まずは,CPUクーラーのファンとマザーボードをつなげました.今回ファンを設置した場所と,クーラーの電源の位置が近かったため,とても収まりよくなりました.次に本体のファンとマザーボードを取り付けようとしたのですが,ファンとマザーボードーをつなげた上に,電源から線をひっぱってきて繋げなければいけないようです.電源の線はとても数が多いので,この作業はあとにまわしました.

次にフロントパネルの線をつなぎます.SOLOのフロントパネルからは,RESET SW, POWER SW, POWER LED, HDD LEDの四本の線が延びていました.これをA7DA-Sのマニュアルを見て挿していきます.さて,ここで問題が発生しました.マザーボードA7DA-SのPOWER LEDの部分のピン数は2.これに対して,SOLO側から伸びてるケーブルのピン数は3つです.調べてみると,こんな解決方法がありました.旧3ピン仕様のPOWER LEDケーブルを新2ピン仕様のマザーボードに設置する際の注意.

次にSATAを接続しました.A7DA-SにはeSATA用のコネクターがついていたのですが,こいつのSATAケーブルがかなり短かく,マザーボードに挿すのがギリギリでした.だんだんと配線がカオスになってきました.

次に電源から伸びる線をつないでいきます.この線をつなぐのが一番やっかいでした.最悪つながなきゃいけないのは24ピンと8ピン.A7DA-SのPOWER1と書いてあるところに24ピンを,POWER2と書いてあるところに8ピンをつなぎます.POWER3と書いてある部分があり,ここには何を指していいのか悩んだのですが,4ピンでよかったようです.HDDや光学ドライブの電源にも4ピンをつなげていきます.これで全部線をつなげ終わりました.

配線を考える

ここまで来て配線がかなりやばいことになっていました.まずは一旦全部の線を外します.

ケース内を広げるために,余計な部品を外していきます.今回アタッチメント用の爪,シャドウベイのドライブトレイ,HDD固定用のゴムバンドをケースから取り除きました.今回利用するドライブはHDDと光学ドライブだけだったので,5インチベイもシャドウベイもスカスカになりました.

準備が出来たところで,ようやく線をつないでいきます.極力裏配線になるよう頑張りました.まずは変更頻度の低そうな線,太めの線から処理していきます.

一番最初は電源の線です.あまりに太いので裏配線にして横側のフタがしめられるか心配でしたが,ギリギリ大丈夫でした.今回利用した電源はCosair400Wです.この電源からは以下の7本の線が伸びていました.

  • 24ピン*1
    • 今回利用
  • 8ピン*1
  • 今回利用
  • PCI-E*1
    • 利用せず
  • (SATA用電源*3.これで1セット)*2
    • 二本利用
  • (4ピン*2 + Floppy)*2
    • 利用せず

まずは,ほとんど変更しない電源ケーブルを配線していきます.上記の24ピンと8ピンがこれに該当します.24ピンが一番太いのですが,なんとか裏側にもっていき,数箇所テープで固定しました.

このうち今回利用しないのは,PCI-E,(4ピン*2 + Floppy)*2.まずはこれらの線を束にし,ビニールテープで止めました.次にマザーボードを設置している面の反対側に裏側配線をしました.こっちもテープで固定します.電源のケーブルはかなりボリュームがあり,裏側に這わせるだけでは簡単には収まりません.今回余分な電源ケーブルはシャドウベイに入れることにしました.シャドウベイはHDDが4つ入れられますが,今回HDDを1つしか設置しないためスカスカです.多分ケーブルが入ってても大した邪魔にはならないでしょう.

同じようにフロントパネルのケーブル, HD AUIDIO, USBのケーブル, SATAケーブルなどをまとめていきます.これらは,十分裏側におさまりました.このとき変更頻度の高そうな線は上に来るように配線しました.

完成

配線が無事終わり,サイドパネル,フロントパネルをしめて完成です.マニュアルやインターネットの解説サイトとにらめっこして,ここまで来るのに丸一日かかりました….同じ構成で組む場合の注意点を挙げておきます.

SOLOのネジについて.確か今回4種類のネジが入ってました.まずはネジの種類によって分類しておくと作業がやりやすいかと思います.次にネジの数を数えます.20個くらいあるネジが二種類あるのですが,大きいほうがマザーボードをとめるのに使うネジです.また,このマザーボードに利用したネジは他の場面でも利用します.どのネジを使えばいいのか分からない場合,まずはネジ穴に一回はめてみて,綺麗にはまるものを選びましょう.


OSは何にしようか迷ったのですが,手元にXPとVistaしかなかったので,Vistaをインストールしておきました.Windows 7のRC版が5/5に出るらしいので,それを導入しようと思います.